詐欺まがい商法

事例研究

7.勧誘メールの解説

はじめに

私は、サイトの再構築に関連するソフトの入手の為に、このようなインターネットビジネス関連のメルマガ配信を幾つか受け入れています。
今回は、スマホ向けの参考ソフトとして、「ライディング・ページビルダー」が目に留まったので、表題の勧誘メールを入手する結果になりました。
そこで、事例研究の資料とした次第です。

この種の業者間では、常に情報の交換等を行っています。
従って、予想外の展開になる事もあるので、危険が伴います。
この種のメルマガには近づかないことが一番ですが、「だましの事例研究」をして、ガード力を高めることも必要です。

以下に、メールNo. に従って解説します。

No.1 今なら「無料」で「SMOOZライディングページビルダー」が入手できる***という殺し文句があります。
しかも、「先着300名のみ」として、早急に決断を迫っています。

No.2 担当者の「ライン」に登録すると、プレゼントを受け取れる***と誘導しています。
また、「ページビルダー」は、登録しないと入手できない***としています。
しかも、「インテリジェンス講座」とセットになっている様子です。

最後に、発行責任者やメルマガ解約について明記して、信用させています。

ここで、注目すべきは、メルマガ解約のURLに私のメールが組み込まれていることです。
これは、No.1のメールから移動した際に、自動受付してメール送信リストに載せています。

No.3 「インターネット・ビジネス インテリジェンス基礎講座」と称する金儲けの手段を紹介しています。

ここで、注目すべきは、本来の無料提供ソフトから外れた話題に転換している事です。
ユーチューブにある「基礎講座」を押し付けています。
1編が15~20分で4部全体では70分です。
内容は、インターネット・ビジネスで大金を稼げると誘っています。

ここから、ユーザーを洗脳する話題に切り替えて、No.12まで続きます。

No.13 次には、「野心の会」を紹介します。
この会へ入会すれば、大金を稼げるように指導する***と強調します。

ここで、「ノウハウの生放送」の受信登録と入会の手続きのために「ラインへの登録」を強要しています。

注目すべきは、登録によってユーザーの個人情報を取り込む手順です。

No.14 ここからは、「野心の会」の説明です。
No.20まで続きますが、「生放送」を聞いていないと、入会金や月会費などが不明です。

No.21 「野心の会」入会者には、今回限定閲覧で126名に20の特典をプレゼントする***入会を強く勧誘しています。

No.22 インターネット・ビジネスでの成功例を述べて、洗脳教育です。
No.26まで、繰り返されています。

No.27 12月5日から7日までの3日間を「野心の会」への入会受付と指定して、126名限定で特典を付加する***
として、No.29まで繰り返し勧誘しています。

No.30 残り18名となったので、入会申し込みを急ぐように案内しています。
No.33まで、しつこく勧誘を繰り返しています。

No.34 「全額返金」をアナウンスします。
これは、「音声のみ」で27分の3人の対話形式です。
内容は、今回に限り、入会金を0円とする。更には、1か月の中途退会者には全額返金***
その根拠は、好評なので、今回は大きく1万人を目標にしたい***とか云々。

ここで、入会金が¥9,980  月会費が¥4,980 (何れも税別)であることを知りました。

No.35 新提案で、「すぐに稼げる手段」を2つプレゼントする***と予告した。

No.36 未公開の代理店ビジネスを提供する***として、「野心の会」に入会すれば参画できる***と勧誘しています。
これらが、No.38まで繰り返されている。

No.39 「野心の会」の会費等支払方法に「銀行」を追加して、より多数の入会を募ることとした。
そして、No.41~No.42と、受付終了時間が近づくにつれて、入会決断を迫っている。

No.43 「Re: お疲れ様です」***として、最後のメールが届きました。

[参考]

「基礎講座」と「メンバーの声」について応答者数は、以下の通りです。
アクセス数は分かりませんが、応答者数の10倍程度でしょうか・・・
(この勧誘メールは9月1日から始められています)

基礎講座-1 11分50秒  コメント 609人
基礎講座-2 15分22秒  コメント 419人
基礎講座-3 20分54秒  コメント 336人
基礎講座-4 15分59秒  コメント 244人

メンバーの声-1 33分01秒  クリック数 167
メンバーの声-2 20分10秒  クリック数  97
メンバーの声-3 27分04秒  クリック数  82
メンバーの声-4 22分32秒  クリック数  53

尚、「基礎講座」と「メンバーの声」については、不正にリダイレクトされています。
即ち、読者がクリックすると、URL表記とは違ったアドレスへリンクされており、ここで、一旦受信して応答者を確認した後に、目的のページへ転送しています。
従って、表記のURLを入力してもつながりません。

更には、43回にも及ぶメール送付については、すべてプログラムで設定されています。
即ち、「スパイダー・ステップ・メール」と称するシナリオ集を組み合わせた自動送信メールです。
従って、予め設定しておけば、シーケンスに従って、相手の反応を確認しながら自動的にメールが発信されます。
この方式では、類似の内容で繰り返して「勧誘メール・プロジェクト」の実行ができます。