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在宅介護の予備知識

1.はじめに

 65歳以上の高齢者の最近の意識調査では、自分が要介護状態になっても自宅で生活したいと願っている人が60%近くを占めているようです。

住み慣れた環境で、我がままを通せるからでしょうか。

或いは、経済的に負担が軽いからでしょうか。

在宅介護の現実では、介護者の多大な負担や家族との心情に変化が生じやすいものです。

子育てとは違って、先に希望が持てないことと介護期間を予測できない故に、介護者がうつ状態になったり、技術的に行き詰まったりします。

在宅介護の限界をどの時点で判断するのかが重要であり、特に老々介護にあっては共倒れとなります。

私は、10年以上に亘り義父と実母の在宅介護を経験しました。

妻には、多大な負担をかけさせてしまいました。

病状が進むに連れて介護者の負担が増し、努力して手厚い介護をするほど長期にわたる結果となりました。

費用負担額や技術の習得、介護者の健康管理などと、個々の事情は異なりますが、多くの問題があります。

介護保険制度が出来てから、介護施設や関連事業者が増加して、昨今では介護関係の情報があふれています。

従って、多くの高齢者は希望的な観測で、自分の将来は社会の負担で見てもらえる・・・と、安易な考えではないでしょうか。



世界の福祉国であるスウェーデンやデンマークでも、福祉の曲がり角にあると聞いています。

日本でも、福祉財源の拡充には悲観的な観測であり、どう観てもバラ色ではありません。

在宅介護を望んでいる人の中で、日頃から良い家族関係の構築に努め、かつ、介護費用を自己資金でまかなえるように心がけている人は何%でしょうか。

そこで、自分が在宅介護を望んでいる人や連れ合いが在宅介護を望んでいる人は、介護についての予備知識を持ってもらいたいと思います。

ここでは、アウトラインを説明し、私がお勧めできるホームページや書籍を紹介します。

必要ならば、それらの資料で事例や専門知識を学んでください。



2.ケアマネージャーの選定

 一般に、家族が要介護となってから、慌ててケアマネージャーを選定する事例が多いと思います。

介護施設に関係するケアマネージャーを紹介されると、施設の利益を優先した介護計画となり、幅広い選択が出来無くなります。

また、個人事業主の場合には、行き届かない面があると、毎月同じ介護計画となり易いです。

幅広く介護周辺事業を手がけている実績のあるグループのケアマネージャーが好ましいのですが、行動範囲に無ければ次善の策を考えてください。

ケアマネージャーは、介護者にとって最も頼りとする存在ですので、選定を重視すべきです。



参考HP ケアマネジャーの選び方・変え方 

http://allabout.co.jp/gm/gc/379859/



3.資金計画

 要介護者と認定されると、介護保険制度で定められた支援金額が適用されて、指定されたサービスに対しては10%の自己負担ですみます。

しかし、食費や光熱費などの生活費は健常時よりも高額な支出となります。

従来、労働収入のあった場合には、無収入近くなるので、場合によっては家族からの援助を必要とします。



参考HP 在宅介護の費用について 

http://www.info-in-life.com/hiyou/



4.介護室の環境整備

 介護機材のレンタルや便利グッズなどの購入が必要です。 また、部屋の改造が必要になる場合も多いと思われます。 即ち、採光、温度、湿度、換気等やトイレ、浴室等の使い易さです。



参考HP 介護と住環境整備 

http://homepage1.nifty.com/togethertomorrow/fukusi /2heya/no8/8.htm



5.介護者の健康管理

 巷では”60%介護”と呼んで、裕度を持った介護を理想としています。

しかし、家族に恵まれている場合は別としても、多くは老々介護になり易く、現実には、余裕などありません。

そこで、常に介護者の健康管理に気を配りながら、適切に外部からの支援を受け入れるようにしなければ長続きしないでしょう。



参考HP 介護者の健康管理 

http://iikai5.com/mental/homecare3.html    

  介護者の心と体の健康づくり 

http://hp.masuda-med.or.jp/5423/    

  介護うつ  

http://japan-kaigo-news.net/category/knowledge/



6.重度の症状に対する介護技術

) 褥瘡予防と措置方法      

参考HP 褥瘡(床ずれ)の介護 

http://www.tyojyu.or.jp/hp/page000001000/hpg000000927.htm  

) 尿と便の始末      

参考HP 介護で気になる臭い対策 

http://www.info-in-life.com/mondai/nioi.html  

) とろみ食(流動食)      

参考HP 食べたり飲み込めなくなった方のための食事 

http://www.tyojyu.or.jp/hp/page000000600/hpg000000600.htm  

) 吸引の方法      

参考HP 口・鼻からの吸引 

http://www.ncgg.go.jp/zaitaku1/pdf/zaitakusien/kyuin/brochure01.pdf

) 胃ろうを造設した場合      

参考HP 看護・介護者のための胃瘻管理マニュアル      http://www.createmedic.co.jp/products/technical/pdf/manual_20100BZZ00011000.pdf  

) 遠隔見守りシステム      

参考HP 私のHPですが・・・高齢者見守りシステム 

http://160.16.96.149/senior/s_mimamori/mimamori.html



7.もし、自分が寝たきりの状態になるとしたら・・・

最悪の事態も想定して、予め対応策を検討しておけば周囲の人が助かります。



) 終末期の対処について、早めに意思表示しておく。  

) 短期の目標を設定して、生きがいを見出すように努める。  

) 介護者に対して、感謝の気持を表す。



8.参考資料等

) 「完全図解 新しい介護」 講談社 3800円 大田仁史、三好春樹 監修     

介護技術の全体を集大成して図で説明されています。     

読みやすくて使いやすいので、これ1冊で間に合います。

) HP 「AllAbout 健康・医療」 

http://allabout.co.jp/gm/gt/1861/     

医療と介護の全般をカバーしています。  

まず概略を知るには便利です。

) HP 「福祉住環境コーディネーター2級勉強部屋」     http://homepage1.nifty.com/togethertomorrow/fukusi/2heya/fuku2top.htm     住環境の全般的に亘り、詳しく掲載されています。

) HP 「いい介護どっとこむ」 

http://iikai5.com/     

介護の情報があふれています。

説明が簡潔で読みやすいです。     

「家庭介護の考え方」の項を一読されることをお勧めします。

) HP 「介護保険制度の初心者入門!」 

http://介護保険制度.net/     

介護保険制度について詳しく解説されています。

) HP [健康長寿ネット」 

http://www.tyojyu.or.jp/hp/menu000000100/hpg000000002.htm     

長寿・医療・介護の全般を網羅して、専門家の立場から解説されています。     公益財団法人長寿科学振興財団

) HP 「24時間在宅ケア研究会」 

http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/2r9852000001ogb7-att/2r9852000001ogi2.pdf  

要介護者に関する調査結果をグラフ等で紹介しています。      



ざっと、こんなところでしょうか。