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電気の安全な取扱い

電気器具の安全な取扱い

● 新に電気製品を購入したら、先ず取扱説明書の注意事項を読みましょう。

500ワット以上の電気製品では、コンセント回路と接続配線に電流余裕があることを確かめてください。

● 水を使う場所では、製品の故障時に感電の危険があります。

従って、アース線を確実に接続して使用すると安全です。

● 蛍光灯の点灯管やガラス製電球の取り替え時には、脚立の転倒や火傷や感電の危険があります。

必ず回路の電源を切って、安定した足場で作業してください。

● 配電盤や分電盤には回路毎に遮断器(ブレーカー)が設置されています。

遮断器の最大使用電流は20アンペアです。

同一回路に複数のコンセントや電灯が接続されています。

従って、電熱器具の使用については、遮断器が動作しないように注意が必要です。

● コンセントが不足してタコ足配線状態で使用すると、発火したり、電圧降下して危険です。

テーブルタップで分配するか、コンセントの増設をしてください。

● 必要以上に長いコードリールや延長コードの使用は好ましくありません。

配線を巻取ったり束ねた状態では放熱が悪いので、長時間使用すると、高温となって配線が劣化します。

● 電気器具のコードやケーブルを途中で接続して延長することは禁止されています。

接続部が不完全となって発熱します。

止む得ない場合には、専用の中間接続部品(ソケットとプラグ)を使用します。



電気安全使用の知識

1。漏電について

漏電とは、配線路から大地へ電流が漏れ出る現象です。

負荷に電力を供給している配線路は、大地と絶縁されております。

負荷電流は、負荷の内部を通過して、電源へ戻るループ回路を形成することで成り立ちます。

漏電が生じるのは、電線路の絶縁被覆が劣化している場合です。

あるいは、負荷である機械や機器が故障して、内部で配線が地絡したり、モーターのコイルが焼損した場合です。

では、実際に漏電したら、どんな危険があるでしょうか。

まず、感電が心配されます。

漏電を生じた機械や機器の表面は、接地抵抗値が大きい程、異常電圧が発生します。

この状態で、人が直に触れると感電します。

次に、火災の心配です。 漏電箇所では、接触抵抗によって、局部的に発熱します。

この部分に可燃物があると発火します。

また、電熱器や電動機等では、漏電量が多いと、局部的に電圧低下を生じて、性能が低下したり異常な現象が発生します。

漏電災害を防ぐには、次の方法があります。

● 負荷回路に30ミリアンペアの漏電遮断器を設置すること。

● 配線経路の絶縁抵抗値を常時規定値以上に保つこと。

2。感電について

感電とは、人体に電流が流れて、電気ショックや火傷を生じる現象であって、後遺症が残ることもあります。

感電災害の程度は、人体の通電経路、電流の大きさ、通電時間などによって、異なります。

電流の値は、人体の流入部と流出部に生じる電位差と人体の抵抗値とによって、「オームの法則」に基づいた値となります。

一般に、電圧が大きいほど、電流も多くなり、被害程度も大きくなる傾向にあります。

例え電圧が大きくても、高い抵抗値の保護具を付ければ、人体に生じる電位差は小さくなって、感電の実害は生じません。

では、人はなぜ感電するのでしょうか。

鳥は、高圧電線にとまっても感電しません。

これは、対地電位は高いのですが、体内に電流が流れないからです。

(体が小さいので、電線を経由したループ回路が形成されないからですが、まれには鳩が感電死しています)

人間の体液は、海水に似た成分であって、人体内部の抵抗値は20~60オーム程度です。

従って、皮膚の表面の状態で、人間の電気抵抗値は定まります。

水に濡れている時や強く接触した時には抵抗値が低くなり、また電圧が高いほど低くなります。

従って、充電部に直接触れた時に、大地との間か他の電線との間でループ回路が形成されれば、電流が流れて感電します。

では、感電の被害程度はどうでしょうか。

ごく大雑把に言って、5mAまでは、まず安全でしょう。

30mAまでならば、苦痛を伴う程度で、何とか耐えられるでしょう。

しかし、手や足の筋肉が硬直して、自分では離れられない状態となることもあります。

50mA以上では、体内火傷や心筋マヒなどの重大な症状となって、後遺症が出たり、人命の危険があります。

感電災害を防ぐには、どんな方法があるのでしょうか。

● 配線を継ぐ時は、濡れた素手では行わないこと。

● 機器の交換や修理時は、必ず回路の電源を切ってから作業すること。

● 止む得ず通電中に作業する場合は、ゴム手袋とメガネなど保護具を着用すること。

3。電気火災について

電気火災とは、電流による発熱やスパークによって、可燃物が発火したり、可燃性ガスに引火することにより起こる火災のことです。

火災の3要素は、可燃物と酸素と燃焼可能温度の継続です。

可燃物の局部が発火温度に達すると、火災が発生しますが、酸素の供給を断たれたり、冷却や放熱によって燃焼可能温度以下になれば、消火します。

電気火災は、なぜ起きるのでしょうか。

考えられる原因を列挙してみました。

? 電線の許容温度を超えて過負荷使用を続けると、電線が発熱して絶縁物が劣化する結果、ついには発火します。

? 漏電による接触抵抗部の局部発熱が起こり、運悪く、可燃物に接していると、ついには発火します。

? 可燃性ガスのある場所で、電気機器を使用すると、接点のスパークによって、燃焼範囲にあるガスに引火します。

? コンセント受け部の汚染を放置して、長期間使用すると、局部の炭化が進み、ついにはトラッキング現象となって発火します。

? 落雷により、過大な迷走電流が、建物の可燃性部分を流れて、瞬時に発火します。